生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く、 死に死に死に死んで死の終りに冥し。
「生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終りに冥し。」
人はなぜ生まれてくるのか、死んだらどうなるのか、そんなことすら誰にも分らない。という意味らしいです。私は空海よりも伝教大師・最澄の方が好きです。空海は自信に満ち溢れすぎていて、ついていけない感じがするのが理由の一つですが、この言葉は気に入っています。空海にしては謙虚というか、あの空海さんでもそこはわからないのか。という変な安心を感じます。私の理解では、空海も『独自の戦い』を続けていた人です。今でも高野山奥の院で『独自の戦い』を繰り広げているはずです。
今年は死を思うことがなんどかあり、このような言葉が心に染みてきます。