『川柳川柳』の思い出
落語が好きです。
もちろん名人の落語を聞くのもいいのですが、独自の世界を感じさせる落語家がいいです。
地方に住んでいるため、普段は地元で行われる独演会とかに行くのですが、以前は東京に出張した際、あるいは旅行で東京に行ったときに寄席に行っていました。最近寄席に行く気持ちになれないので、なんでかな。と思った時一人の落語家を思い出しました。
寄席の名物男『川柳川柳』です。ご存じない方もいらっしゃると思います。かわやなぎせんりゅうと読みます。だいたいガーコンとか甲子園とかとにかく明るい独自の歌う落語をやっています。彼の独自のエピソードは検索するとでてきます。面白い落語家人生ですよ。コロナになったあたりで川柳川柳が寄席にでていないことに気づきました。
高齢だったので体調が悪いのかと心配していましたが2年前にお亡くなりになったそうです。寄席に出なくなった晩年は老人ホームのようなところにいたようです。
葬儀・お別れの会は一切行わず、遺体は献体にというもので、これを聞いた時には一人の人間の最後として尊敬の念すら感じました。
どんな時も寄席を明るくしてくれたこの方の落語が聞けなくなったことが、寄席から足が遠のいた理由の一つかもしれません。
『日常の絶景』を見ました。砂防?
『日常の絶景』って何って思うかもしれません。
テレビ東京系で9月20日かた10月4日までやっていた夜のドラマです。
原作というか原案があって、それが面白かったので期待していました。
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原案にはドラマというかストーリーが無いので、どうするんだろうと思っていたのもあります。
録画してまとめて見るのが好きなので、遅ればせながら今頃見ました。
ドラマパートも違和感なく入ってきて、視聴者に代わって『日常の絶景』を鑑賞しているのだな。と好感を持ちました。
ただし、第2話の「砂防」に関しては疑問があります。勝浦の法枠や海岸の消波ブロックを「砂防」にしてしまい。本当の砂防を見に行ってないのです。制作側が「砂防」を理解していないのでしょう。ここは本当に残念でした。
人も入らぬ深山に一人、いつ来るかわからぬ土砂災害に備える砂防ダム。こういった砂防施設の『独自の戦い』が見たかったのです。
まあ、女優さんが二人で人も入らぬ深山に砂防ダムを見に行くとか、無理があるんでしょうけどね。
『自由連合』って知ってるかな?
『自由連合』って知ってますか?
徳洲会の徳田虎雄氏が創設した政治団体です。20世紀の終わりごろ彗星のように登場し、21世紀になってほどなく、徳田氏の病気公表とともに消えていった。我が国憲政史上最大の泡沫政党です。
大量の候補者を擁立しながら、思ったような結果は出せませんでした。徳田氏が病に倒れなければ、時間とともに勢力拡大を図ったのかもしれません。
『自由連合』の候補者に佐山 聡 (さやま さとる)氏がいました。この方はプロレスラーのタイガーマスクの中の人ではないかと噂された人物です。佐山 聡氏の公約が「犯罪者を撃って撃って、撃ちまくれ!!」だったと記憶しているのですが、今検索してもそのようなフレーズが見当たりません。どなたか佐山 聡氏の公約集など持っていたら教えていただきたい。
『自由連合』には他にも魅力的な人物やエピソードがありそうですね。
ブログタイトルの『独自の戦い』とは、そもそも選挙の際に新聞報道などで当選の見込みが極めて低い候補について語る常套句です。当ブログでも『独自の戦い』を行っていた過去の候補者について時々紹介したいと思っています。
カイジの今の展開、実は好き
みなさん。カイジ好きですか?
私は好きです。特に今の大金持って逃げ回ってる展開が大好きです。
限定じゃんけんとかやってた時に比べると、あまり人気無いんだろうなと思いますが、個人的には「地球のど真ん中」とか「ゴロじい」とかのキャラに妙なリアリティーを感じるんですよね。
映画のカイジも2作目まではよかったのに、最終作でなんだか巨大な陰謀と戦う人みたいになってしまってついていけませんでした。カイジは自分の欲のために戦わないと。その中で知り合った仲間に裏切られて、裏切らない仲間を求めたり、相手の裏切りまでをある程度許容したりする感じ。
カイジこそ『独自の戦い』の代表だと思ってます。架空の人物ですけどね。あるいはカイジは作者福本先生の『独自の戦い』を表現したものかもしれませんね。
『禁煙』と『減煙』
私は喫煙者です。
タバコは健康に悪いと言う人がいます。特に昔はタバコを吸うと肺がんになると言われていました。タバコの販売本数は平成の30年間でずいぶんと減ったと思います。様々な場所の喫煙コーナーにいる人の数も昔とは比べ物にならないほど減っています。
しかし、「我が国から肺がんが根絶された!」とか「肺がんによる死亡者が半減した!」などという話は聞きません。それどころかタバコを吸うと肺がんになるということすら言われなくなりました。タバコは本当に健康に悪いのでしょうか。なんとなく印象で持って決めつけ。十分な根拠を示していないように思うのです。
しかもタバコにかかる税金は年々増える一方です。増税メガネどころではありません。私はタバコ増税対策として『減煙』を続けています。『禁煙』ではありません。
『減煙』を始めたのはもう15年ほど前になります。1日1箱20本だったものが、今では1日5本です。値上がりする分を減らしていこうとしていたのが、少し先取りしている感じです。1箱1000円になっても大丈夫。最後は1日1本と考えています。
この『減煙』という言葉ですが変換しようとしても出てきません。検索してもヒット数も少ないです。
もしかしたら、『減煙』をやってるのは私くらいなのかもしれません。
今のところ『減煙』は私だけの『独自の戦い』です。
生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く、 死に死に死に死んで死の終りに冥し。
「生まれ生まれ生まれ生まれて生の始めに暗く、死に死に死に死んで死の終りに冥し。」
人はなぜ生まれてくるのか、死んだらどうなるのか、そんなことすら誰にも分らない。という意味らしいです。私は空海よりも伝教大師・最澄の方が好きです。空海は自信に満ち溢れすぎていて、ついていけない感じがするのが理由の一つですが、この言葉は気に入っています。空海にしては謙虚というか、あの空海さんでもそこはわからないのか。という変な安心を感じます。私の理解では、空海も『独自の戦い』を続けていた人です。今でも高野山奥の院で『独自の戦い』を繰り広げているはずです。
今年は死を思うことがなんどかあり、このような言葉が心に染みてきます。