人生は『独自の戦い』

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『川柳川柳』の思い出

落語が好きです。

もちろん名人の落語を聞くのもいいのですが、独自の世界を感じさせる落語家がいいです。

地方に住んでいるため、普段は地元で行われる独演会とかに行くのですが、以前は東京に出張した際、あるいは旅行で東京に行ったときに寄席に行っていました。最近寄席に行く気持ちになれないので、なんでかな。と思った時一人の落語家を思い出しました。

寄席の名物男『川柳川柳』です。ご存じない方もいらっしゃると思います。かわやなぎせんりゅうと読みます。だいたいガーコンとか甲子園とかとにかく明るい独自の歌う落語をやっています。彼の独自のエピソードは検索するとでてきます。面白い落語家人生ですよ。コロナになったあたりで川柳川柳が寄席にでていないことに気づきました。

高齢だったので体調が悪いのかと心配していましたが2年前にお亡くなりになったそうです。寄席に出なくなった晩年は老人ホームのようなところにいたようです。

葬儀・お別れの会は一切行わず、遺体は献体にというもので、これを聞いた時には一人の人間の最後として尊敬の念すら感じました。

どんな時も寄席を明るくしてくれたこの方の落語が聞けなくなったことが、寄席から足が遠のいた理由の一つかもしれません。